縦型配信の定義
「縦型配信」とは、主にPCゲームの配信において、配信画面全体に対してゲーム画面の占める割合が極端に小さく、あたかもスマートフォン向けの縦型動画のように見える状態を指すネットスラングです。ゲーム画面の周囲に、配信者の顔出し映像やコメント欄、その他の装飾要素が過剰に配置され、ゲーム内容が見づらくなっている状態を揶揄する意味合いで使用されます。重要なのは、単に画面が縦長であることではなく、ゲームの視聴体験を損なっているという点です。
具体的な使用例
・(具体的なシチュエーションA)ゲーム配信を見ていた視聴者が、画面の装飾が多すぎてゲーム内容が把握できない場合に、「これ、縦型配信じゃん。マジで見づらい」とコメントする。
・(具体的なシチュエーションB)友人から勧められた配信者のアーカイブを見たところ、画面のほとんどが配信者の顔で埋め尽くされており、ゲーム画面が隅に小さく表示されていたため、「〇〇の配信、もはや縦型配信を超えて、顔面広告だな」と冗談交じりに批判する。
・(具体的なシチュエーションC)配信者が新しいゲームを始めた際に、視聴者から「今回も縦型配信スタイルですか? たまにはゲーム画面を大きくしてほしいです」と要望される。
この言葉の語源・役割
この言葉は、スマートフォン向けの動画コンテンツが普及したことが背景にあります。特に、TikTokやInstagramリールなどの縦型動画プラットフォームが流行し、そのフォーマットに慣れた視聴者が、PCゲーム配信においても同様の画面構成を見かけるようになったことから生まれました。配信者側は、顔出しやコメント欄の表示によって視聴者とのコミュニケーションを重視する傾向がありますが、その結果、ゲーム画面が見づらくなってしまうという本末転倒な状況を皮肉るために使用されます。この言葉は、視聴者側の不満を表明するだけでなく、配信者に対して改善を促す役割も担っています。
同義語、似た海外のスラング
・画面圧迫配信、顔面広告配信、情報過多配信
・特筆すべき海外スラングは存在しないものの、類似の概念として、配信画面が過剰に装飾されている状態を “Overlays galore”(オーバーレイ盛りだくさん)や “Cluttered stream”(ごちゃごちゃした配信)と表現することがあります。また、ゲーム内容が見えないことに対して “I can’t even see the game!” (ゲームが見えない!)と直接的に不満を述べることも一般的です。

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